WordPressの本体やプラグインを更新する際の流れと注意点について解説します。
更新の流れ
- バックアップの作成
- まず、サイト全体のバックアップを作成します。データベースとファイルの両方をバックアップすることが重要です。プラグイン(例:UpdraftPlus、BackWPup)を使用するか、ホスティングサービスが提供するバックアップ機能を利用してください。
- 更新の準備
- 更新の前に、利用しているテーマやプラグインの互換性を確認します。特に大規模なアップデート(例:WordPressのメジャーバージョンアップ)の場合、互換性問題が発生することがあります。
- 変更ログ(Changelog)やリリースノートを確認し、更新内容を理解します。
- メンテナンスモードの有効化
- 更新作業中に訪問者にエラーページが表示されないよう、サイトをメンテナンスモードにします。プラグイン(例:WP Maintenance Mode)を使用することで簡単に設定できます。
- 本体の更新
- ダッシュボードの「更新」セクションに移動し、WordPressの本体を更新します。「今すぐ更新」ボタンをクリックして更新プロセスを開始します。
- プラグインの更新
- 本体の更新が完了したら、プラグインの更新を行います。「プラグイン」セクションに移動し、更新が必要なプラグインの「更新」ボタンをクリックします。複数のプラグインがある場合は、一つずつ更新するか、互換性が確認されているものをまとめて更新します。
- テーマの更新
- プラグインの更新が完了したら、テーマの更新を行います。「外観」→「テーマ」から更新が必要なテーマの「更新」ボタンをクリックします。
- メンテナンスモードの解除
- 更新作業が全て完了したら、メンテナンスモードを解除します。これでサイトは再び訪問者に公開されます。
- 動作確認
- サイト全体の動作確認を行います。特に重要なページや機能(例:フォーム送信、Eコマース機能など)をチェックして、問題がないか確認します。
注意点
- 互換性の確認
- 更新前にプラグインやテーマが新しいバージョンのWordPressと互換性があるか確認します。
- バックアップの重要性
- 更新中に問題が発生した場合に備えて、バックアップは必ず作成します。問題が発生した場合、バックアップからサイトを復元することで迅速に対処できます。
- ステージング環境の利用
- 可能であれば、ステージング環境を利用して、実際のサイトに更新を適用する前にテストします。これにより、予期せぬ問題を防ぐことができます。
- 適切なタイミングでの更新
- サイトのトラフィックが少ない時間帯を選んで更新を行うと、訪問者への影響を最小限に抑えることができます。
- 自動更新の設定
- 一部のプラグインやWordPress本体では、自動更新を設定することができますが、互換性やサイトの安定性に不安がある場合は手動更新を推奨します。
これらの手順と注意点を守ることで、WordPressの更新を安全かつ効率的に行うことができます。